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無痛分娩レポ①-前日入院〜出産当日まで-

2019年6月11日第1子を藤沢市の吉田クリニックにて無痛分娩で出産。これから無痛分娩を選択されるかどうか迷っている方の参考になればと思い、備忘録としてアップ。

吉田クリニックについて

藤沢で昔からある産婦人科で、義妹や仕事仲間もここで産んでいること、近所で無痛分娩をやっているところがここだけだったので吉田クリニックを受診。初診は電話で予約する必要あり。それ以降はインターネットで検診の予約ができるので非常にスムーズ。土日は多少混んでいるが、診察室が3つあるので、30分以上待つことはなかった。先生の指名ができるので、その場合はもう少し待つこともあるかも。私は途中からずっと無痛分娩の先生に診察していただいていた。

無痛分娩に関する注意点

当然、「無痛」にするための処置が必要なので、普通分娩よりも費用がかかる。吉田クリニックの場合は無痛分娩費用として15万円を事前に支払う必要あり。実際には、陣痛促進剤などの費用は別なので、もう少し費用はプラス。(別記事でアップ予定)また、無痛分娩ができる先生は、木曜・金曜・夜間は不在なので、その時間に破水したり陣痛が来てしまった場合には普通分娩とのこと。こればっかりは自分でコントロールできないのですごくドキドキ。

出産予定日は先生と相談して39週1日目。

妊婦健診の時に子宮頸管が短いので早産になる可能性が非常に高いから注意してと言われながら、38週付近は週に2回検診に行ったりしたけれど、子宮口が開く兆候もなかったので、39週まで粘って出産することに。
38週でも問題はないけど、なるべく予定日に近い日の方がお産がスムーズに進むらしい。
通常は、妊娠の経過が良好であれば39週〜40週の間で無痛分娩の日を決めるようだ。

38週4日で「おしるし」が!

38週4日目の夜にトイレに行くと、トイレットペーパーに赤茶色のオリモノのようなものが!これが「おしるし」だとすぐにわかった。おしるしが来てから陣痛が来るまで、数時間の人もいれば2週間くらいかかったという人もいて、もし今陣痛が来ても、今日は無痛の先生がいないので、お腹の子に「まだ陣痛は来ないでください」と祈り続け、計画出産日の6月11日まで静かに過ごす。

予定日前日の18:30に入院

入院時は食事もお風呂も済ませておくように言われる。歯磨きも忘れないように。(私は忘れて歯磨きセットだけ先にもらった)
病院に到着すると1階の診察室で子宮口の開きを診察。4センチ開いているとのことでバルーンを入れて子宮口を広げる処置はなし(ネットで調べるとこれが超痛いらしくて恐怖だった)。バルーンの大きさが4センチくらいらしく、入れても抜け落ちてしまうとのこと。
診察後は2階に移動。陣痛室に通されて入院用のパジャマ(ピンクのギンガムチェック…)に着替え。産褥ショーツとLナプキンも装着。お腹の張りの検査を1時間くらいする。陣痛室はかなり暑い。
21時まで夫のみ付き添い可能だが、やることもない(モニターつけたまま待機なので…)のですぐに帰宅する夫。
お腹の張りをチェックした後は、リカバリールームで就寝(2階の採血した広い部屋)。充電できそうにないので、モバイルバッテリーがあると良かった。
21:00に消灯。暑かったので冷房入れてもらう。ベッドは4台くらいあったが、自分1人だけ。

予定日当日。4:30起床。

消灯してもなかな眠れず、夜明けと共に起床。リカバリールームのトイレで洗顔と歯磨きを済ませる。5:00 に看護師さんがお迎え→陣痛室に移動。
血圧をはかり、お腹の張りを検査しながら、5:00から促進剤(錠剤)を飲み始める。張りを見ながら1時間に1錠。7時までに3錠のんだ。7時から浣腸(痛くない)。入れてすぐにトイレ。1-2分で効いてくる。
そのまま分娩室へ移動し分娩台へ。手首のあたりから点滴の針を入れ、生理食塩水的な雰囲気のものを入れる。途中でトイレに行きたくなったので点滴持ったままトイレへ。血が少し逆流して痛かった。

8:00。点滴で促進剤投与開始。

8時頃に先生が到着し、促進剤点滴開始。&背中から麻酔を入れるための管を通す。膝を抱えて背中を丸める。猫の発情期のように背中の上の方を突き出すように言われ、看護師さんにその姿勢のままホールドされる。先生と看護師さんのやり取りに笑ってしまい姿勢が崩れて怒られる。
1時間くらいで痛みが強くなるのでそうしたら教えてと言われる。
しかし結局痛みは強くならず、腰がずっと痛いだけ。そのまま3時間くらい経過。(途中で産まれそうな妊婦さんが来てしまい、分娩室から陣痛室に移動したり慌ただしかった)
子宮口は5-6センチ。先生は普通ならこの時間は痛い痛いっていう頃なんだけど…と。痛みに強い?と先生からも看護師さんからも入れ替わり立ち代わり聞かれる。
もしかしてこの腰の痛みが陣痛?と思いつつも、今まで味わった中で1番の痛みの半分くらいになったら、と言われたりもしていたし、陣痛室や分娩室ににいた他の妊婦さんたちの叫び声を聞いていると自分の今の痛みはたいしたことないのでは…と感じられて全くわからず。先生は我慢しなくていいからと言っているが、痛みレベル1-2くらいなんてすけど…みたいな。
結局シビレを切らした?先生の指示で、分娩室に移動し、麻酔の注入開始。はじめは試しの麻酔を入れて氷を使って胸や足やお腹などに当てながら痺れや感覚をチェック。問題なければ本番の麻酔を入れていく。
嘘のように腰の痛みがひく。足が痺れて動かしにくいけど足首から下は動かせる状態。みぞおちくらいから上も感覚ある。
促進剤の点滴を徐々に増やしていき、モニターで陣痛の間隔と強さを見ながら待機。時折子宮口をチェック。
途中で恥骨のあたりに痛みが出てきたので麻酔を少し追加してもらう。
ここからは全く痛みなく、部屋の暖かさも相まって、ウトウトし始める。

13:30。いつの間にか子宮口全開。

気づけば13:30くらいには子宮口ほぼ全開。いつのまに?!と驚きの声がでる。しかし、強い陣痛が来ずにしばらくまた待機。破水すれば早いと思うんだけど…と看護師さんに言われるもなかなか破水せず。看護師さんも赤ちゃんは自分の出たいタイミングで出てくるので気長に待とうと言われる。子宮口全開でも良い陣痛が来ないと産まれてこないことを初めて知る。ウトウトしながらも待機中に他の分娩室から響わたる声に恐怖。普通分娩怖い。15:00過ぎ頃に先生の診察があり、人工的に破水してもらう。小1時間くらいで産まれるよ、と言われ、先生立ち去る。そこから看護師さんとイキむ練習を始める。お腹が張ってきたら(痛みはないが感覚はあるはずと言われ、子宮の出口に意識を集中すると、何となく張ってるというか、きゅっとなる感覚があった)、息を吸って吐いて吸って吐いて吸って、とめて、ベッド脇の取手?を強く自分の方に引き寄せ、脚を大きく開いてを下に押し付けるように上半身を少し起こしてイキむように言われる。
目を開けて!と言われてカッ!と目を見開いたら、目に力を入れるんじゃなくてお尻に力入れて!と叱責を受ける。
だんだん赤ちゃんが下におりてくる。結構汗だく。休憩の合間に水分を取りながらイキむ。痛みがないので一人相撲感すごい。

16:00。ついに頭のてっぺんが!

16:00頃、頭のてっぺんが数センチ見えてるとのことで、本格的な出産準備。先生が再び登場。
さっきのイキみは本格的な出産じゃなかったのか?!と驚きの声が出る。
そこからは陣痛が来るたびに先生が下で待機しながら声かけをしてくれる。
陣痛の時間が短いらしく、うまくイキみが続かないので、最後は上からお腹を押す人が来て、これが最後の陣痛だと思って絶対に出すつもりでと言われ、イキみと強烈な押し出しとともに一気に押し出す。&吸引。
飛びでたらそこからはイキまずにゆっくり深呼吸して少しまつ。ヌルッという感覚とともに16:21 出産。
こんな簡単に出るの?!という感じ。
赤ちゃんは、最初は羊水?ゲホゲホ吐きながらも元気な様子。泣き声はおしとやかめ。出産後お腹の上に乗せてくれて握手。その後身体を洗ったり体重はかったりなどで赤ちゃんは一時退場。一瞬のできごとで感動は全くなく、驚きと不思議な感じが強い。さらにまだお腹を押されて胎盤を押し出される。これも何か出てるなぁという感覚。会陰切開の傷を縫われる。麻酔が効いているので感覚があるのみで痛みはなし。
赤ちゃん戻ってくる。2995g。身体の横に置いてくれて写真を撮ってくれる。後から確認したら下からの煽り写真で二重アゴ…夫は抱っこさせてもらえる。そのあとは分娩室に置いてある身体を温めるためのベッド?に置かれる。が、頭上にあるので見えない。

切れた麻酔。強烈な後陣痛。

夫は出産報告のためいったん外へ。その30分後くらいに麻酔が切れてきたあたりから後陣痛の強烈な子宮収縮の痛みにうなり声が出始める。お腹すいたとか呑気なことを言っていた頃が懐かしい。出産を通してこの後陣痛が一番痛かった。看護師さん曰く、無痛分娩の人は、後陣痛の痛みをより強く感じる人が多いとのこと。それでも出産の痛みよりは全然痛くないと思われる。
痛み止め&抗生物質、子宮収縮の薬をもらうも、無痛分娩の人は入院してから食事はできない状態で胃が空っぽなので食事終わるまで痛み止めを飲んだらダメと言われる。なにそれ辛すぎる。
病室に戻るために下半身を綺麗にしてもらってナプキン、腰布を当ててもらったり、点滴の管を抜いたりしてもらう。血圧も定期的に測ってたけど、後陣痛の痛みで150くらいまで上昇。産むまでは正常だったのに。。痛み止めを飲んでから夜に再度測り直すことに。子宮収縮の薬は今日は飲むのをやめるように言われる。車椅子で病室に戻りベッドに横になる。すぐに夕飯を用意してもらい、少しだけかきこみすぐに薬を飲む。そのあと残りの食事を食べる。
病室に戻ってから、はじめてのトイレは行く前に必ずナースコールするようにしつこく釘を刺される。無痛の人は麻酔をするので、足がもつれたりすることがあるそう。
21:0前頃に看護師さんが来て血圧を再度見てくれる。この頃には痛み止めが効いてきて少し痛みが緩和されていたので血圧は正常に下がっていた。トイレ同伴してもらう。会陰切開の傷が沁みるかもと思ったけど大丈夫だった。
出産時の出血が少し多かった(500mlまでが正常でそれを越すと多量出血になるらしい)ので明日の朝に採血して貧血の検査をするのでそれまで授乳はせず部屋で安静にすることに。
とにかく産んだ後は回復のため横になる。あっという間に出産当日は終了した。

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