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決算直前NVIDIAのファンダメンタルズ、アナリスト予測、収益構造まで総チェック!!パランティアのネガティブニュースも見ていきます!

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

あるころうのNISA投資チャンネルです。

今週はパランティアのネガティブニュースと、円高で厳しい1週間でしたね。
そして、来週はNVIDIA決算が控えています。
まずは、現状をチェックして来週に備えていきましょう!

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早速NVIDIAのチャートですが、こちらは5年チャートを示しています。
1月末に50日移動平均線をタッチして、すぐに反発したのが直近の大きな動きで、その前は昨年7月中旬、8月末の大幅な下落を見せましたが、反発しました。
ただ、昨年の急上昇のような動きはチャートからはイメージしにくい気もします。

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ファンダメンタルズを見ると、割高感を示すPERは、52.61倍と、AI銘柄のリーダー企業と考えると、そこまで高いという気はしません。

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パフォーマンスは、過去5四半期(ゴシハンキ)で、前四半期売上高、利益額ともに上昇をし続け、利益率も維持してきました。しかも55%の利益率です。

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それでは決算の予測です。売上予測は38.08ビリオン、予想EPSは 0.84ドルです。現在の評価ですが、テクニカルで中立、アナリストの評価で強い買いとなっています。
2023年、2024年の驚異的な強さで指数全体を引っ張ってきましたが、2025年は今の所不調です。力を溜めて反発できるでしょうか?現地時間、来週水曜日アフターマーケットに決算発表です。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。

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20日 IBD「パランティア、CEOの株式売却計画で下落、国防総省の予算削減」の可能性もという見出しによると、パランティアCEOが保有株を売却するというニュースと、国防総省が予算削減を検討しているニュースで、パランティアの株価が下落しました。
木曜日に大幅に下落し、金曜日にも下げ止まらず、最大23%近くの下落を見せ、若干戻しましたが、直近株価と比較して18.5%程度の下落で引けました。
ただ一年チャートで見ると、この下げは今月5日の価格まで下がっただけで、前回決算の窓を開けての上昇時の価格を維持しています。
米国防衛費予算を根拠に上昇していただけに、来週反発するのか、さらに下落するのか注目されます。

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20日 ブルームバーグ「アリババの復活鮮明、汎用人工知能の開発最優先とCEO-株急伸」という見出しによると、
アリババの2024年第3四半期決算は、電子商取引とクラウド部門の好調により売上高が予想を上回り、復活が鮮明となりました。CEOのジャック・マー氏は、今後3年間でAIインフラ投資を拡大し、汎用人工知能(AGI)の開発を最優先すると表明。これを受けて株価は急伸し、時価総額が大幅に増加しました。
アリババは政府の規制強化による停滞を脱し、AIとeコマースを軸に成長を加速させている。特にAGI開発を最優先課題とし、AIインフラ投資を拡大する方針が市場の期待を集め、投資家の信頼を回復しつつあります。

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18日 ロイター「ゴールドマン、25年末の金価格予想を3,100ドルに引き上げ」という見出しによると、
ゴールドマン・サックスは2025年末の金価格予想を1オンス=3,100ドルに引き上げた。中央銀行の継続的な金需要の増加や、金利低下によるETF保有の増加が主な要因とされる。さらに、中央銀行の購入量が増加すれば最大3300ドルまで上昇する可能性も指摘された。
とのことで、
金価格は中央銀行の需要拡大と金利低下に支えられ、上昇基調が続く見込みで、米国の政策の不確実性や投機的な動きによって、さらに高値を更新する可能性が示唆されています。

経済指標とセンチメントチェック

続けて経済指標とセンチメントチェックをしていきましょう。

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19日水曜日 建設許可件数速報値が発表されました。
前回、148.2万件、予測146万件のところ、結果148.3万件でした。

同日 住宅着工件数が発表されました。
前回151.5万件、予測140万件のところ、結果136.6万件でした。

20日木曜日 FOMC議事要旨が公開されました。
議事要旨では、米連邦準備制度(FRB)は債務上限問題の影響を考慮し、量的引き締め(QT)の一時停止や減速を議論しました。
これを受け、米国債の利回りが低下し、市場ではQTの早期終了の可能性が指摘されています。FRBは金融市場の安定を重視し、慎重なバランスシート管理を進める姿勢を示しました。

22日土曜日は、中古住宅販売件数が発表されました。
前回429万件、予測412万件のところ、結果408万件でした。

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続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週44のフィアを示していたインデックスは現在35のフィアとなりました。

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イールドカーブはプラス圏で、先週の0.21から、現在0.23で、横ばいです。

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今週の動きと市場のセンチメントをまとめると、先週好調だった市場の雰囲気は、住宅需要の落ち込み、投資家心理の恐怖が強まり、先週から市場は総じて恐怖感が強まっているといえます。

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フェドウォッチツールを確認します。最初の利下げ予測が過半を超えるのが、先週は7月30日FOMCと予測されていましたが、今回は6月18日に予測が早まりました。
また、もう1段階の利下げ予測が過半となるのは、先週は2026年4月開催のFOMCでしたが、今回、2025年10月まで早まりました。
インフレ懸念よりも不況の恐怖や不透明さによる経済への悪影響が懸念されているようです。

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それでは為替ドル円を確認します。
先週152.2円台から、現在149.2円台になっています。
ほぼマイナス2%ですね。日本の米国株投資家はかなり影響があったのではないでしょうか。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。

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S&P500は、先週末6,114ドル台から、今週終値6,013ドル台
-101ドル
-1.65%
で引けました。

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NASDAQ100は先週末22,114ドル台から、今週終値21,614ドル台
-500ドル
-2.26%
で引けました。

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主要チャートの先週末の終値から1週間の上昇率を確認していきます。

今週は、ゴールドが+1.74%で大きく上昇しました。
国債ETFのEDVは、FOMC議事要旨の発表でQT量的引き締めの停止・減速の示唆により金曜日に上昇、米国主要指数は全て下落しました。
チャート表示していませんが、中小小型株のラッセル2000は、マイナス3.79%とさらに大きく下落を見せています。

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また、日経225、2559オールカントリー、インドNifty50指数、399001中国シンセン総合指数では、今週は、先週も好調だったシンセン総合指数が+2.68%でした。
他指数はすべてマイナスでした。

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FANG+と、NASDAQ100の3倍レバレッジ指数TQQQ、フィラデルフィア半導体指数のSOXでは、全ての指数がマイナスでした。FANG+は、マイナス4.7%、TQQQはマイナス7.6%で、FANG+勢やレバナス勢は厳しい1週間だったと思います。

セクターと個別株チェック

今週のセクターと個別株チェックです

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S&P500ヒートマップは、シェアの大きい銘柄は、Appleとかろうじてマイクロソフトがプラス、
セクターでは、ヘルスケアテクノロジーと非耐久消費財、公益事業とエネルギー鉱物セクターが比較的無事でした。
(※動画ではアナログデバイセス、アリババ決算、量子コンピューティング銘柄・宇宙関連銘柄、仮想通貨について取り上げています)

新旧NISA口座公開

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新NISA口座は、1週間で-82,867円でした。旧NISA口座は、1週間で-100,636円でした。
新旧NISA口座は、1週間の合計で-183,503円でした。

(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定

27日木曜日「耐久財受注高の前月比」が発表されます。
前回-2.2%、予測1.3%です。

同日、GDP成長率第2四半期の発表もあります。
前回3.1%、予測2.3%です。

28日金曜日、重要なインフレ指標のコアPCE前月比が発表されます。
前回0.2%、予測未定です。

同時間、個人所得前月比が発表されます。
前回0.4%、予測0.4%です。

個人消費前月比も発表されます。
前回0.7%、予測0.2%です。

続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
・月曜日 ドミノピザ
・火曜日 カヴァ(地中海料理レストランチェーン)
・水曜日 エヌビディア、スノーフレーク、セールスフォース
・木曜日 ビストラコープ(統合型小売電力及び発電会社)、サウンドハウンドAI(音声人工知能)、デル、ニュースケールパワー(小型モジュール原子炉)、デュオリンゴ
の決算があります。

終わりに

先週の好調から一転、今週は指数の下落、個別株の下落、そして円高の進行で、資産が大幅に下落しました。そんな中、月曜日のマンデードットコム、水曜日のロビンフッドが大きく伸びて個人的には楽しい1週間でした。

皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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