年初来+386% NVIDIAに代わるテック銘柄決定!?この冬・そして2025年は何を買う?
動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)
あるころうのNISA投資チャンネルです。
今週は、指数の調子が良かったですね。労働市場はどうだったでしょうか?
今年はNVIDIAがものすごい成長を見せましたが、次なる銘柄たちが色々と出てきていますよね。
また、仮想通貨関連の政策動向も気になるところです。
しっかりチェックしていきましょう!
経済指標とセンチメントチェック
まずは経済指標とセンチメントをチェックしていきましょう。
今週の経済カレンダーの重要な指標を見ていきます。
3日火曜日 ISM製造業購買担当者指数が発表されました
前回46.5、予測47.5のところ、結果48.4でした。50を切って低迷していた、製造業PMIが改善してきました。
4日水曜日 ジョルツ ジョブオープニングスの発表がありました。
前回737万件に対し、予測 748万件のところ、結果774万件でした。
ジョルツジョブオープニングスは、米国労働省が毎月発表する労働市場の動向を示します。この指標は労働市場の需給バランスなど、全般的な労働市場の健康状態を示します。
700万件前後が適切とされており、800万件を超えると労働需要が供給を上回り、人手不足や賃金上昇圧力が生じる可能性があります。これは、インフレのリスクを高め、経済全体に影響を及ぼすことがあります。
今回の発表では、少し上昇しすぎている雰囲気がありますね。
5日木曜日は、ISMサービス業、購買担当者指数が発表されます。
前回56、今回予測55.5のところ、結果52.1でした。
最近では、製造業PMIが低調だったところでサービス業が下支えしていましたが、今回の発表では、サービス業PMIの低下が見られました。
6日、金曜日は、非農業部門雇用者数が発表されました。
前回はハリケーンとストの影響で、12,000人というかなり低い状況でしたが、予測195,000人のところ、227,000人でした。
非農業部門雇用者数は、通常毎月第 1 金曜日に発表される雇用レポートで、米ドル、債券市場、株式市場に大きな影響を与えます。
同日、失業率が発表されました。
前回4.1%、予測4.2%のところ、結果4.2%で、低水準を保っています。
確認できる過去の失業率の推移を見てみると、現在の4.2%というのは、良い水準に思えます。
6日ブルームバーグ「米雇用者の伸び回復、ハリケーンとストで急減速後-失業率は上昇」という見出しによると、
11月の米雇用統計では、ハリケーンと大規模ストの影響で前月に急減速していた非農業部門雇用者数が回復を示した一方、失業率は上昇。労働市場は著しく悪化はしていないものの、減速傾向にあることが示唆された。
とのことで、これによりFOMCで追加利下げが行われると示唆しています。
7日土曜日、ミシガン消費者信頼感指数・速報値が発表されました。
前回71.8、予測73のところ、結果74で、若干改善しました。
最近は100を切っているものの、信頼感が回復傾向です。
これは、米国ミシガン大学が発表する指標で、消費者の経済状況に対する信頼感や見通しを数値化したものです。消費者支出や経済動向の先行指標として注目されています。速報値は毎月中旬に公開され、月末には最終値が発表されます。基準値は100で、これを下回ると信頼感が低いということを意味します。
それでは為替ドル円を確認します。先週149.7円台から現在149.9円台になっています。上下にボラティリティがありましたが、1週間でみるとほぼ一定です。
続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、
先週66のグリードを示していたインデックスは、現在53のニュートラルとなり、欲が低下しました。
年末なので、欲が強まると思いきやそうでもないですね。
イールドカーブは、先週の0.06から、現在0.05となり、ほとんど変化なく横ばいとなっています。
今週は、米国市場は経済指標や、S&P500などの指数の勢いはあるものの、価格上昇が続き、緊張感が高まっており、心理的には中立的と言えます。
フェドウォッチツールを確認します。年内最後の12月18日には、1段階の利下げが主な予測で金利は425-450bpとなっています。
先週よりも、25bp利下げの予測が増加しました。
週間主要チャートチェック
それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。
S&Pは、先週の終値6,032ドル台から、今週終値、6,090ドル台
先週から
+58ドル
+0.96%
でした。
NASDAQは、先週終値20,930ドル台から、今週終値21,622ドル台で引けました。
先週から
+692ドル
+3.31%
でした。
日経225は、先週終値38,208円台から、今週終値39,091円台で引けました。
インド ニフティ50は、先週終値285ドル台から、今週終値291ドル台で引けました。
シンセン総合指数は、先週終値1,464ドル台から、今週終値1,485ドル台で引けました。
ゴールドは、先週2,650ドル台から、現在2,632ドル台となっています。
ビットコインは今週10万ドルを超え、10万4000ドル付近で跳ね返された後、一時9万2000ドルまで下げ、10万2000ドルまで再度上昇し、9万9000ドルあたりにサポートラインを切り上げて、10万ドル付近にいます。日本円で、1500万円あたりです。
長期米国債ETFのEDVは、先週75.1ドル台からた。今週76.0ドル台で引けました。
ニュースチェック
続いてニュースチェックです。
7日 ブルームバーグ
「アップルが自社製モデムチップ投入準備-クアルコム製から移行へ」
によると、
モデムチップのクアルコムからの脱却により、開発スピードを早めることを狙っているようです。これにより、アップルとクアルコムの株価に影響がありそうです。
7日 ブルームバーグ
「12月米利下げ、雇用統計が示唆も確信には至らず-インフレ統計待ち」によると、
FOMCでの利下げは、今回の雇用統計と労働市場の結果だけではなく、来週発表されるCPIの統計次第とのことです。
7日 ブルームバーグ
「米金融システム、商業用不動産や暗号資産のリスクに直面-イエレン氏」という見出しによると、
イエレン米財務長官は6日、インフレの鈍化と低失業率で景気全般が支えられているものの、米金融システムは2024年も商業用不動産リスクやデジタル資産を要因とする脆弱(ぜいじゃく)性に引き続き直面したと指摘した。
とのこと。
アメリカには、金融安定監視評議会FSOCという機関が設置されていて、この議会によるデジタル資産や人工知能などのリスク対応の強化のための法整備を求めているようです。
来年、トランプ大統領の就任後に、デジタル資産の重要性が増す可能性が高まるのと同時に、FSOCによる安全性の向上を期待したいですね。
セクターと個別株チェック
今週のセクターと個別株チェックです
今週のS&P500のヒートマップは、マグニフィセントセブン、ファング銘柄が好調でした。特にテスラは15.8%の上昇で、好調が続いています。ブロードコムも12.5%、決算発表のあったセールスフォースの9.9%と好調でした。
逆にこれらを含まないセクターは、不調だったようです。
※動画ではセールスフォースやルルレモンの決算発表、次世代エネルギーや宇宙関連銘柄、仮想通貨についても触れています。
新旧NISA口座公開
新NISA口座は、1週間で+72,890円でした。旧NISA口座は、1週間で+86,689円でした。
新旧NISA口座は、1週間の合計で+159,579円でした。
(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)
来週の予定
来週は11日水曜日にCPI消費者物価指数、コアCPIが発表されます。
コアCPI前年比は、前回3.3%、予測3.3です。
12日 木曜日は PPI「生産者物価指数(前月比)」が発表されます。
前回0.2%、予測0.3%です。
PPI は、卸売段階でのインフレの重要な指標です。生産者価格が上昇すれば、将来的に消費者価格の上昇を招く可能性があるため、経済全体のインフレ動向を予測するのに役立ちます。CPI:消費者物価指数が消費者の視点からの価格変動を測定するのに対し、PPIは生産者の視点を重視します。
続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
月曜日に宇宙関連銘柄で見たプラネットラボ、火曜日にアパレルのジースリー、今週Xで話題になったゲームストップの決算発表があります。木曜日にブロードコムの決算発表があります。
終わりに
今週は、為替が一旦落ち着き、指数の成長とともに資産が増えました。
労働市場が健全で、来週のインフレ指標が問題なければ、パウエル議長率いるFRBの仕事は完璧だったということになると思います。
来週は、
・月曜日 プラネットラボ
・火曜日 ゲームストップ
・水曜日 CPI、コアCPI
・木曜日 PPI、ブロードコム
の発表があります。
世界経済や、各国の関係が目まぐるしく変化した今年も、もう直ぐ終わりですね。
資産的にはかなり良い年だったと思います。
来週は、CPIの結果次第で、FOMCでの利下げ観測の確度が高まり、何か動きがあるかもしれません。買うかは別としてゲームストップや、ローリングキティの動きも注目しています。
皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
特に取り扱った銘柄について、
ぜひコメントくださいね!
それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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