米国株運用を中心とした運用ブログ

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利下げ確率高まる!金融相場の発動で株価爆発なるか!?株式市場の4局面サイクルをチェック!(9/1-9/7)

利下げ確率高まる!金融相場の発動で株価爆発なるか!?株式市場の4局面サイクルをチェック!(9/1-9/7)

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

あるころうのNISA投資チャンネルです。

レイバーデイの調整からもすぐに復活し、雇用統計の結果から利下げの折り込みが進みました。ここから金融相場に突入開始となれば、仕込みどきの最後のチャンスですね。
株式市場4局面サイクルについては、まとめで解説します。

ニュースチェック

まずはニュースチェックです。

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9月6日 ブルームバーグによると、
後で取り扱いますが、雇用統計から労働市場の悪化が鮮明になり、0.25ベーシスポイントの利下げは確実と、金融市場では見られています。

一方で、シカゴ連銀総裁はCPIを見るまでは決められないとのことで、未だ不確実性を残しています。

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バンクオブアメリカの予想では、もともと年内利下げなしであったところから9月に利下げし、10月はインフレ上昇で見送り、12月のFOMCで再度利下げするという具体的な予想をしています。
また、来年は6月から3回の利下げを予想しています。

トランプ大統領が金地金(きんじがね)やウラン、他にもグラファイト、タングステンなどを国別関税から除外すると決めたとのことで、この大統領令は来週8日から発行されるそうです。これら金属等の取引だけでなく、原料として使用される商品を生産している銘柄に広く上昇圧力が加わりそうです。

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影響を受けそうな銘柄としてまとめてみました。
ウランは、LEU:セントラスエナジーが、アメリカでのHALEU燃料供給インフラ強化を進めるキープレイヤーで関税除外で資材コストの優位性アップも期待されます。
もう一つは、UUUU:エナジーフュエルズで、米国内ウラン産業の中堅プレーヤー。関税除外で調達コスト改善余地ありです。
グラファイトは、GPHOF:グラファイトワンで、国内でグラファイト資源を有する数少ない上場企業の一つ 。電池素材など、EV関連需要にも注目される銘柄です。
もう一つは、UAMY:ユナイテッドステイツアンチモニーで、タングステンに隣接する希少金属ビジネスも展開。関税除外によるサプライチェーン改善が期待されます。
タングステンは、ATI:アルゲニーテクノロジーズで、タングステン含む特殊合金素材を製造し、航空宇宙や防衛といった高付加価値分野で使われており、原材料関税除外の恩恵が大きいと思われます。
もう一つは、KMT:ケンナメタルで、工具・耐熱材を手掛け、タングステン素材を活用し原材料コスト低減が業績改善要因となり得ます。
金地金そのものは証券化されたETFがメインなため、メーカーというより投資商品連動株として、間接的に関連しています。関税除外は投資家心理や金価格にプラスになる可能性があります。

経済指標とセンチメントチェック

続けて経済指標とセンチメントチェックをしていきましょう。

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9月2日 ISM製造業、購買担当者指数が発表されました。
前回 48.0、予測49のところ、結果48.7でした。

3日水曜日 ジョルツ ジョブオープニングスの発表がありました。
前回7.357ミリオン、予測7.4ミリオンのところ、結果7.181ミリオンでした。

4日木曜日 ISMサービス業、購買担当者指数が発表されます。
前回 50.1、予測50.5 のところ、結果 52でした。

5日金曜日 非農業部門雇用者数が発表されました。
前回79,000人、予測75,000人のところ、結果22,000人でした。
今週、経済指標で一番影響の大きかったのは、この非農業部門雇用者数でした。

同日、失業率が発表されました。
前回4.2%、予測4.3%のところ、結果4.3%でした。

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続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、 
先週64のグリードを示していたインデックスは、
現在、53のニュートラルを示しています。

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イールドカーブはプラス圏で、先週の0.64から、現在0.59に低下しました。

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米国債の長・短金利を示したチャートです。
青線が10年物利回り、赤線が2年物利回り、白線が政策金利フェデラルファンズレートを表しています。
今週は、利下げ観測が高まり短期利回りが下がり、一方サービス業PMIが底堅く長期利回りがわずかに下げ止まった状況で、イールドカーブはわずかに低下しました。

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警戒感が強まりながらも強気を続けていた市場は、雇用統計を見て現実に引き戻されて印象で、総じて中立な雰囲気を示しています。

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フェドウォッチツールを確認します。
次回9月17日のFOMCの利下げ予測は、先週86%を超えたところから、さらに上昇し、ほぼ89%に達しました。現状維持の予測がなくなり、2段階利下げの予測も1割を超えています。
10月29日のFOMCでは2段階の利下げが88%となり、今年最後の12月10日のFOMCでは3段階の利下げが78.86%と過半数を大きく超えています。

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それでは為替ドル円を確認します。
先週147.04円台から日本政治体制の弱さで一時円安へ、米利下げ期待の高まりでドル安へ。
現在
147.346円台
+0.306円
+0.21%でした。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。

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S&P500は、先週末6,460ドル台から台から今週終値6,481ドル台
+21ドル
+0.33%
で引けました。

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NASDAQ100は先週末23,415ドル台から今週終値、23,652ドル台
+237ドル
+1.01%
で引けました。

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米国の主要株式チャート、ゴールド、長期国債ETF、ビットコインの先週末の終値から1週間の上昇率を確認していきます。
今週も、ゴールドの好調が続き、+4.93%
長短利回りが下げ、長期国債ETFのEDVが+3.72%
で好調でした。

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また、日経225、2559オールカントリー、インドNifty50指数、399001中国シンセン総合指数では、
+4%超えを3週続けた中国シンセン総合指数の連勝がストップし、それ以外の指数はプラスでした。

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FANG+と、NASDAQ100の3倍レバレッジ指数TQQQ、フィラデルフィア半導体指数のソックスでは、今週は全てプラスでした。

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その他、欧州やアジアの各国を代表するインデックスや金、銅、オイル、ガスなどのコモディティ比較の週次の5分足チャートでは、
オイルの-3.73%以外は大きな変動はなく、
ほとんどが1%前後のプラスマイナスに収まる変動でした。

セクターと個別株チェック

今週のセクターと個別株チェックです。

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S&P500時価総額の週次パフォーマンスをヒートマップで見ると、無難な週という感じではなく、一部の大型銘柄のポジティブニュースや、決算に救われ、小売業セクターだけは大きくやられない結果でした。
(※動画では決算のあった銘柄、量子コンピューティング銘柄、小型原子炉関連銘柄、宇宙関連銘柄についても触れています。)

新旧NISA口座公開

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新NISA口座の利益は、1週間で+51,486円でした。旧NISA口座の利益は、1週間で+28,389円円でした。
(※動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定

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終わりに

今週は、レイバー・デイ明けでしたが、明け日を含むたった3営業日で復活しましたね。利下げ予測がほぼ決定事項のように上昇し、2段階の利下げの予測も上昇しました。今年から、金融相場に入ることになれば、ここからさらに株高になると思います。

皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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