米国株運用を中心とした運用ブログ

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トランプ大統領、未署名の大統領令がまだあるぞ!小型原子炉、宇宙テック、量子コンピューティング、今週セクター全体で上昇した銘柄をチェック!

トランプ大統領、未署名の大統領令がまだあるぞ!小型原子炉、宇宙テック、量子コンピューティング、今週セクター全体で上昇した銘柄をチェック!

動画はこちら。(動画では私の投資戦略についてもお話ししています。)

あるころうのNISA投資チャンネルです。

今週はトランプ大統領の就任、多くの大統領令への署名やその影響がだんだんわかってきました。市場としては今のところポジティブな状況です。

経済指標とセンチメントチェック

まずは、大統領令をチェックし、続けて経済指標とセンチメントチェックをしていきましょう。

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21日火曜日には、第47代米大統領就任がありトランプ氏が2期目をスタートさせました。早速、複数の大統領令に署名をしていきました。

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特に重要と思えるものをまとめました。すでにニュースで大きく捉えられているもので、パリ協定離脱、電気自動車の義務化の終了、アラスカの化石燃料開発促進、エネルギー供給の強化と環境規制の緩和、政府効率化局の設立は、直接的に市場に影響が出そうです。

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また、関税関連の大統領令は、関心を集めていたものの署名はまだされておらず、なんらかの外交カードとして保留されていると思われます。

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25日土曜日は、中古住宅販売件数が発表されました。前回415万件、予測419万件のところ、結果424万件でした。
今回の結果は、高金利の中でも住宅市場における回復の兆しを示しています。

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続けて株式市場の状況を見ていきます。
株式市場の心理を示すCNNのフィア & グリードインデックスでは、先週38のフィアを示していたインデックスは、現在49のニュートラルとなりました。
恐怖感はだいぶ緩和されましたね、

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イールドカーブはプラス圏で、先週の0.34から、現在0.36で、横ばいです。

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先週から引き続き恐怖が和らぎ、トランプ大統領就任の期待からか、総じて市場の雰囲気は中立まで回復しています。

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フェドウォッチツールを確認します。29日のFOMCでは、現在の425-450bpの水準が予想のほとんどを占めています。一段階の利下げの予測が半数を上回るのは5月7日のFOMCですが、予測は半々というところです。月末のコアPCEの結果を見て、この割合も変わると思います。
今現在は、6月のFOMCで一段階の利下げが行われるパターンが予想の多くを占めています。

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それでは為替ドル円を確認します。先週156.2円台から、現在155.9円台、
-0.19%になっています。

週間主要チャートチェック

それではこれらを踏まえて週間の米国主要チャートを見ていきます。

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S&P500は、先週末5,996ドル台から、今週終値6,101ドル台
+105ドル
+1.74%
で引けました。

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NASDAQ100は、先週末21,441ドル台から、今週終値21,770ドル台
+329ドル
+1.53%
で引けました。

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今週から、主要チャートの1週間の上昇率を比較して確認していきます。

今週は
ゴールドがプラス2.26%
ダウが+2.14%
S&P500が+1.74%
NASDAQ100が+1.53%
ビットコインが+0.47%
長期国債ETFのEDVが-0.01%
大統領就任演説やそれ以降のニュースもありつつ、全体的に上昇が見られた週でした。

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先週金曜日15:30から1週間の期間のチャートに移ります。
日経225が+3.85%
2556オールカントリーが+2.14%
中国深圳総合指数が+1.29%
インドNifty50指数が+0.52%
こちらでは、日経225が強かったですね。オルかんも2%を超えました。

ニュースチェック

続いてニュースチェックです。

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25日 ブルームバーグ「トランプ氏が招いたグローバルラリー、関税見送りで-米国第一ならず」によると、
中国に対し最大60%の懲罰的関税を課せば、ライバル国の経済にはるかに大きな打撃を与え、各国・地域の通貨価値が対ドルで下落し、至る所でインフレが再燃するというのが、「アメリカファースト(米国第一)」の市場の解釈だった。けれども、少なくとも過去1週間について言えば、「アメリカラスト」だったかもしれない。
とのことです。

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25日 ブルームバーグ「ドル支配防衛戦、トランプ大統領がステーブルコインを最前線に配置」によると、
トランプ大統領は、ドルの優位性を守るため、ステーブルコインを重要な戦略の一部に位置付けました。
23日に署名した大統領令では、「ドルを基盤とするステーブルコインの開発と普及を促進」 することが明記され、テザーやサークルといった発行企業との利害が一致しました。
一方で、中央銀行デジタル通貨 CBDCの導入は禁止し
政府主導のデジタルドルではなく、民間のステーブルコインがドルの支配力を維持する手段として活用される形です。
これが意味することは、中国やロシアといった競争国が、ドルの基軸通貨としての立場を脅かす中、トランプ政権はステーブルコインを使って、世界の決済・送金ネットワークをドル中心に保とうとしているということになります。

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25日 ブルームバーグ「【米国市況】S&P500反落、トランプ相場で週間では上昇-155円台後半」によると、
S&P500は24日に反落したものの、前日までの4営業日続伸で過去最高値を更新していた相場に一服感が出たものの、週間ベースでは2%近い上昇し、1985年のレーガン大統領の再選時以来、大統領就任週としては最高のパフォーマンス となったとのこと。

また、マーケットの見方としては、
アクサ・インベストメントマネジャーズのクリス・イッゴ氏によると トランプ政権の発言や行動は、今のところ市場に悪影響を与えていない。
USBのレフコウィッツ氏によると、 AI投資、関税、金利などの要因でボラティリティは高まるが、下落局面は買いの好機。 関税引き上げはあるが、経済成長を大きく崩すレベルにはならない可能性が高い
とのことです。

つまり、短期的な調整があっても、市場は引き続き強気。
特にAI関連の投資ブームが継続する限り、下落時の買いが有効な戦略 になるかもしれませんね。

24日 ブルームバーグ「日銀利上げでも市場混乱なし、事前の強力シグナルにデータ軽視の懸念」によると、
24日、日銀は政策金利を0.25%から0.5%に引き上げ。
これは 2008年以来の水準 ですが、市場ではすでに 「1月利上げは確実」 と9割以上織り込まれていたため、大きな混乱はなし。昨年7月の利上げ時はサプライズとなり、日経平均が大幅下落しましたが、今回は 事前のシグナルを明確に出した ことで市場も冷静に対応しました。
日銀の利上げ自体は 「政策正常化」 の流れですが、米国の高金利環境とのギャップは依然大きい。
とのこと。
日銀の中立金利は1~2.5% と見られており、0.5%ではまだ距離があるため、今後も追加利上げの可能性は十分ありうると考えられます。
現在のドル高は、今後も常態化していきそうですね。

セクターと個別株チェック

今週のセクターと個別株チェックです

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シェアの大きいところだと、シェアの大きい銘柄だと、アップルとテスラが不調でした。
また、エネルギー鉱物セクターが不調で、その他のセクターは全体的に好調でした。
(※動画ではネットフリックス決算、量子コンピューティング銘柄・宇宙関連銘柄、仮想通貨について取り上げています)

新旧NISA口座公開

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新NISA口座は、1週間で+185,705円でした。旧NISA口座は、1週間で+282,754円でした。
新旧NISA口座は、1週間の合計で+468,459円でした。
今週は為替の影響もありますね。

(※動画では今年1年のNISAでの利益や私の投資戦略についてもお話ししています。)

来週の予定

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28日火曜日「耐久財受注高の前月比」が発表されます。
前回-1.1%、予測0.8%です。

30日木曜日 FOMCが開催されます。今回は、政策金利は据え置きで425-450bpのままと見られています。

同日夜、GDP成長率4半期の発表もあります。
前回3.1%、予測2.7%です。

31日金曜日 重要なインフレ指標のコアPCE前月比が発表されます。
前回0.1%、予測0.2%です。

同時間、個人所得前月比が発表されます。
前回0.3%、予測0.4%です。

個人消費前月比も発表されます。
前回0.4%、予測0.4%です。

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続いてアーニングス ウィスパーズで決算予定をチェックします。
・火曜日 ボーイング、ロジテック
・水曜日 ASML、テスラ、メタプラットフォーム、マイクロソフト
・木曜日 アップル、インテル、サウスウエスト
・金曜日 エクソンモービル
と、盛りだくさんです。
特に、マグニフィセントセブン銘柄が、4つ含まれ、指数が動きますね。

終わりに

先週同様、今週もS&P500等の主要指数が上昇しましたね。
上がった後の大手銘柄決算ラッシュが、調整ラッシュにならないように祈っています。
日銀の利上げは市場は織り込み済みで、リアルタイムでチャートを見ていたら気づいた程度で、1週間の動きとしては誤差程度となってしまいました。
日銀の利上げやFOMCの利下げの影響は、今後は急激なものは少ないかもしれません。
懸念点として、インフレ指標の結果、再利上げとなった時に、市場は動揺するかもしれないですね。

皆さんは、この相場、どのように行動しますか?
ぜひコメントくださいね!

それでは、私自身は今後も、NISA口座の方針は変えずに、米国株メインの方針で握力を鍛えていきたいと思います。
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